2009年7月16日

お米のつくりかた 





種籾をまいて育った苗を手植えする。
まもなく、生まれたてのあいがもを田んぼにはなつ。 小さい稲とあいがもたちが一緒に大きくなっていく。 あいがも農法によって、除草はしなくてよいし、肥料もいれなくてすむ。 ただただ、あいがもの毛づくろいの様子に感嘆するのみです。 お米の花が咲いたり、日々風景がかわっていく。 二度と同じ景色はみえない。
実りの頃、稲刈りは手で刈ります。
タン(刈る)、タン(刈る)、タン(刈る)、タン(刈った稲を置く)と、繰り返されるリズムの中で身体に心地よい。
一 方、古代米は生命力が強く、野生の力があふれているため、背丈が150cm以上にもなるので倒れやすく、株が片手でつかめない程太く、稲刈りというより伐 採といった感じで苦労します。また、実った籾がこぼれてしまったりと、収穫量は今のお米と比べて半分以下と少ない。お米を食べるって、たくさんの種を食べ てるのかと、しみじみ発見する。
その後、天日干しをして脱穀する。
脱穀は知人から譲ってもらった足踏脱穀機を使う。
昔からあるすぐれた道具ですが、決してのどかな穏やかな時間をすごすわけではなく、手と足と、身体全部を稼働し、この道具の使い方は激しい。
速く回さないと籾がはずれにくいため、足で思いっきり上下する踏み台を踏んで、高速回転させます。
脱穀機も身体全部も、目にも留まらぬ速さで動き続けると、ようやく穂からはずれた籾がたまっていきます。
それをふるいにかけて、落着です。

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